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7/15、大佑一周忌追悼公演に行ってきました。mixiに書いたレポを転載。
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3日経ちましたが記憶薄れず。長くなるかと思いますがレポります。
出順。
隠者以外は全て見たことのあるバンドで、ムックはこの前の日武があったけど他盤はいずれも数年ぶり。前回見たときからどういう風に変わっているのかなとか。こういう形で御三家が勢揃いするとはなあとか、思うところは沢山。
いちばん見たかったのは蜉蝣なので、蜉蝣Tで行きました。またライヴで着れるなんて思わなかった。だいぶくたびれちゃったけど大好きなデザインです。最終公演T。
朝から本当によく晴れて、コースト周辺は海もあるのですっかり夏の匂い。日向を避けながら開場待ちして709番で入場。平日の昼間ということもあってか開場時はお客さんが少なかった印象。入ってすぐのところにナルシスなどからお花が来ていました。
ステージは至ってシンプルで、変わったところといえば下手にスクリーンが設置されてたくらい。上手にもあったらいいのになーと思ったけどバルコニーがあるから難しいのかな。
黒いスクリーンに白抜きでギルガメッシュと表示されて開演。
ギルガメは結成したばかりの頃に天嘉で見てそれ以来でしたが、TVなどで最近の曲を聴いて「おおう随分変わったな…!」と驚いてました。ちょうど先日RRの左迅くんのインタビューで路線変更についてのいきさつを読んだところだったので、それも踏まえてなるほどなー(?)と思いながら見る。
(などとニュートラルぶってますがЯyoくんがめちゃくちゃかわいくてステージ後方が気になって仕方ありませんでした。バンギャ脳ェ…)
set list:ギルガメッシュ
- I think I can fly
- 夕暮れの謝罪(蜉蝣カバー)
- Break Down
- evolution
- Never ending story
- 再会
1曲目はかっこいいなーと割と冷静に見てたけどそのあと夕暮れの謝罪のイントロが始まって一気に持っていかれました。ただ、盛り上がった反面、追悼ライヴなんだなって思い知らされてすごく切なくなったのもあり。開演前は大佑以外が蜉蝣歌うのやだな…って思ってたけど、ギルガメが真摯に演奏してるのを見たらその気持ちが吹っ飛んだのもあり。その後のギルガメ曲は知らない曲だったけどステージに応えたくなって分からないなりに拳を上げました。
ラストの「再会」の前で蜉蝣ローディだったBa.の愁さんがMC。まだ右も左も分からなかった頃にXII Dizzyのレコスタ(だったかな?)で初めて大佑に出会ったこと、そこで蜉蝣弾ける?と聞かれて意気込んで弾いたら全然違って直されたこと、ギルガメが初めて合わせた曲が夕暮れの謝罪だったこと、今日カバーするにあたって直前までkazuさんに教えこまれたことなど。笑いを挟みながら嗚咽が漏れる客席。
ラストの再会は本当に左迅くんが感情を込めて歌っていて、彼に当たる白いスポットライトの先に大佑がいるような気がしました。アカペラで歌い上げるところが素晴らしかった。ギルガメが一番手で、よかったなあ。自然と拍手したくなる、素敵なステージでした。
転換中は先述の下手スクリーンに蜉蝣やthe studsのPVが流れるという粋な演出。このPVの順番は失念しちゃったんですが、アイドル狂いのPVが流れたときに客席で「オ●ニーしましたー!!!」の大合唱が沸き起こるという。蜉蝣大好きな人達が集まってるんだなーって。私も叫びましたよ。えへ。
転換ごとにPVが2本流れて、それでも余った時間はSEで大佑曲が流れていました。手扇子する人あり歌う人あり。
2組目は12012。こちらもお久しぶりで…the studsとの2マンで見て以来。当時はだいぶ尖った印象でしたが(主に宮脇氏が)、メイクも落として大人のバンドになっていた。
set list:12012
- 迷走本能(蜉蝣カバー)
- [6]party
- my room agony
- 侵食
- サイクロン
- LOVERS
1曲目はまさかの迷走本能カバー。ところどころ宮脇氏の歌声が物凄く大佑に似てた。グリードの音源はそうでもなかったけど似せたのかな?びっくりした。ただギターのチューニングがおかしくて終始そこが気になってしまった…。
知らない曲だけどノリやすいなーなんて思っていたけど、後からセトリ確認したら知ってる曲ばかりでえ!ってなった。サイクロンとかよく聴いてたんだけどどういうこと…
MCは宮脇氏。今日出てる人達もそうだと思うけど、大佑さんのおかげで友達が沢山できた、最初は知り合いがいなくてひとりだった、って。友達、沢山いたからこその追悼ライヴだもんね…関係者席にも沢山の人が来ていて。ムックに通ってた頃よく大佑が見に来てていつも友達に囲まれてたし、逆に大佑のライヴのときも逹瑯とガラをはじめいろんなバンドマンが来てた。すごいよ大佑。
ラストのLOVERSを聴いて「あれ、これデュールの某曲では…」となったり、最後捌けるときに宮脇氏が言った「大佑は永遠に不滅です!」が某監督を彷彿とさせたり、チューニングの件もあったりでいろいろモヤったけど頑張れ12012。
3組目、boogieman。ユアナが出てきて一気に沸く客席。前の2バンドが切なさも交えて盛り上げたのとは一変して、とにかく楽しんで!という感じ。ここからはカバーはありませんでした。でもboogiemanが出る前の転換中、何の曲か忘れたけど蜉蝣曲が流れてたときにステージでそれに合わせてポロポロとギター弾いてるのが聴こえて、今思うとあれユアナだったのかな…って。
set list:boogieman
- シュレーディンガーの猫
- d.CHILD
- 奈落に咲く
- 新曲
- Howling
MCは柊くん。と言ってもMCらしいまとまった話はなく、今日ここに立てたことに感謝します的な。でもboogiemanのステージ自体が会場を明るく目覚めさせる役割を持っている感じだったので、それくらいでちょうどよかったなと思う。あと演奏も歌も上手くて、また見たいなーと思ったバンド。ネットで音源聴いてみたけどライヴの方が格段によかったです。ユアナがくるくる元気に動き回っていてすごく可愛かった。
転換中に挟まれる歌声や、演奏するバンドを取り巻くものに大佑の存在を感じさせながら、徐々に静から動に進んでいくライヴ。4組目、スクリーンに映し出されたのはここまでの白抜きのバンド名ではなく真っ赤なムックのマーク。ぶわあっとテンションが上がり、同行したなあき嬢に「いってきます!!!」と告げて下手に走ってしまう私。
set list:ムック
- 大嫌い
- 絶望
- 娼婦
- パノラマ
- 咆哮
- 蘭鋳
- リブラ
ムックはね…ほんとに、上がったとはいえ複雑で。メンバーのことは今でも好きで好きで大好きでしょうがなくて、でも私の中でムックの音楽もライヴも朽木で止まってる。懐古厨といえばそれまでなんですが…DIRのライヴを蹴ってでも通うバンドなんてあの頃のムック以外にはあり得なくて。ムックがどんどん強くなっていくのに、それはすごく嬉しいことなのに、私は何年も過去に囚われて燻ぶったまま。
でも、ホムラウタがSEで、大嫌いのイントロが始まって、目の前にゆっけがいて、みんなお化粧してて、逹瑯の存在感は凄まじくて、全部巻き戻されたみたいで、ぼろっぼろ泣いた。絶望も娼婦も、すっごい泣いた。あのセトリって、双頭の龍の頃を意識したのかな…わからないけど。日武のヒストリーの時とは絶対違う、あの頃のムックが見えました。パノラマで一瞬引き戻されたけど、新しいはずの咆哮にも懐かしい痛々しさ(いい意味での)を感じて、蘭鋳はすごいし、リブラで叫ぶように歌う逹瑯も凄まじいし、意味が分からないくらいかっこよかった。こんな日に思うことでもないかもしれないし、この日だから思うべきことだったかもしれないけど、私ムックが好きでよかったよ。大好きだよ。また会いたい。会えるのかな。
「そんなんじゃ届かねぇぞ!」「天国だか地獄だかわかんねぇけど、届くくらい飛ぼうぜ!」
逹瑯優しかったな。大好きな大佑にきっと届いてたよ。ゆっけもミヤくんもさとちも汗だくで誇らしげでかっこよかった。
涙やら汗やら出しきったので水分補給して5組目はMERRY。3年ぶりでした。ライトな音源ファンではありますがMERRYの音の重ね方とか音色がとても好きです。
set list:MERRY
不均衡キネマは会場を一気にMERRYの色にして、こういうイベントにぴったりだなあと思いました。御三家贔屓かもしれないけど、前がムック以外のバンドだったらMERRYに持っていかれちゃったんじゃないかと…他盤を貶すわけじゃないけれど、MERRYみたいに独特な雰囲気を確立してるバンドって物凄く力があるよ。今回の出順、最初から最後まで完璧だったと思う。
MCはほとんどなく。ただガラが一言ぽつりと「彼が好きだった曲、やります」と言って始まったのがさよなら雨。終盤、ガラが袖で涙を拭いながら歌う姿がもう…。ただ後半はMERRYらしく攻撃的に盛り上げていました。ジャパモダも消毒も楽しかった!
残るは大佑が在籍していたバンドだけ。欲を言えばFatimaも出て欲しかったです…メンバーもね、Twitterで言ってたけど。いろいろあるのかな。
6組目は大佑と黒の隠者達。なんかここから男性客がぶわっと増した。
歌はどうするのかな…と思ってましたが、嫌と翻弄はステージ後方スクリーンにPVを流して、
大佑の歌声に合わせてメンバーが演奏するスタイル。個人的にはベストでした。PV見るたびにつくづく思うけど、大佑はほんとに美人で…。きれいすぎるまま時が止まってしまって、余計に悲しい。
set list:大佑と黒の隠者達
- 嫌
- グリード
- 地下道に流れる、ある独りの男の「悲痛な叫び」にも似たメロディー
- 独裁者の涙
- 翻弄
- 葬送
アルバム同様、グリードは宮脇氏、地下道はガラ、独裁者の涙では逹瑯が登場。逹瑯が出てきたとき地下道の後だったから結構しーんとしてたんだけど、「ちょっとしんみりしすぎじゃなーい?」的なことを笑いながら言って客席の空気を和ませていました。ムックのステージの時も、遡れば大佑が亡くなった直後のTwitterでもそうだったけど、逹瑯のこういうところすごく好き。評価は分かれるだろうけども。
前後しちゃうけど独裁者のあとに翻弄をやって、次はなんだろと思っていたら葬送のイントロ。一瞬思考停止して、ステージに京くんが出てきて頭真っ白になって突っ込んだ。なんかもう客席中がそんな感じで(2階席もすごかったそうで)、曲が終わって京くんが捌けるまでずっと両足つけないくらいぐっちゃぐちゃになってた。揉みくちゃになりながらも何とか京くんからは目を逸らさないようにして、会場中に叩きつけるように、いつにも増して絞り出すように歌う姿を見て、ああもう、この人はほんとに、ほんとに、むき出しの命を削るように歌う人だと。
あの日あの場所での京くんの歌声は大佑がいたからこそ生まれたもので、京くんが歌ってるのに大佑の存在を何よりも感じさせられた。本当に凄まじかったです。
会場内の興奮冷めやらぬ中、次に出てきたのはthe studs。
set list:the studs
- rain drop
- スパイダーネスト
1曲目のrain dropはaieがギターを弾きながら歌っていました。aieの歌声は独特で、まさに雨のような。湿り気を帯びていて、でも優しくて浮遊感のある、大佑ボーカルとはまた雰囲気の違うrain drop。
2曲目のスパイダーネストは大佑の歌声と映像を流しながら。2曲だけだったけど、それは後述の蜉蝣と同じ意図だったのかな。けどそれでもthe studsの空気感は十二分に感じられて、言い方はおかしいかもしれないけどすごく心地よかったです。
最後はもちろん蜉蝣。まずライヴ前夜のkazuさんのつぶやきを貼ります。
明日は初めて友達の為だけにライブをやります。一年前の今日、このくらいの時間まで一緒に居た友達。力を貸して欲しい。会場に来られる方は唄を、来られない方は気持ちを届けて欲しい。最初で最後です。行こうか、大佑。大好きな蜉蝣だ。
1曲目の絶望にサヨナラではユアナとkazuさんの間に大佑ひとりを映し出したスクリーンが置かれて、まるでそこに大佑がいるみたいに。泣けてきて仕方なかった。蜉蝣の最終公演のときだって悲しくて悲しくて泣いたけれど、あの時とは違う形でこんなに切ない気持ちで蜉蝣するなんて夢にも思わなかったから。なんで大佑いないんだろう。ほんとに、なんで死んじゃったんだろ。大佑。
絶望にサヨナラのあと、kazuさんがMC。
「あと1曲で終わりなんだけど…」
「あんまりやると(大佑が)拗ねちゃうからさ」
「今日ここに来てる皆がまた集ままったら、続きをやろう」
「最後は縄っていう曲をやるんだけど、俺ら達だけでやりたいから、分かる人は歌って下さい」
縄って聞いた途端に涙が出た。蜉蝣最終公演のラストが縄で、私あれ以来縄が聴けなくて…ここでまた、数年ぶりに聴く縄で蜉蝣が終わって。あの時と一緒で、この曲が終わるのが辛くて、でも、「またいつか続きを」って、たとえ曖昧な約束でも今回は救いがある気がしました。
最終公演の縄で、大佑が最後に「君達は誇りだ」って叫んでいた。この日も新木場で大佑は、ファンを誇りに思ってくれたかな。またいつか続きをするときにも大佑にそう言ってもらえるように、ずっと蜉蝣のことを大好きでいたいし大佑のことを覚えていたい。
set list:蜉蝣
- 絶望にサヨナラ
- 縄
終演後、スクリーンには「大佑Forever」と映し出されて、小さめの音量で流れる妄想地下室(最終公演の音源だったようです)に合わせて客席で合唱。ずっと歌っているとスタッフさんの計らいで、音量が大きくなりました。ワンフレーズ歌って、本当に解散。
外に出ると丸い月が会場前の水面に映し出されて、きらきらと綺麗な光の道が出来ていました。忘れられない一日。参加された皆様、本当にお疲れ様でした。
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- 作者: 島内景二
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- ハンバーガー(ビーフパテ・チェダーチーズ・ピクルス・トマト・レタス)
- たこさん&かにさんウィンナー
- 温野菜(ブロッコリー・モロッコいんげん・ミニトマトのソテー)
- スクランブルエッグ
- さくらんぼ
- かぶとモロヘイヤとベーコンのスープ
- ブルーベリーヨーグルト
- グレープフルーツジュース
イメージは子供の朝ごはん。ほんとはウィンナーも動物モチーフの飾り切りにしたかったけど彼さんがかにを作りたがったのでこんな感じになりました。
かんたん楽しい、食べておいしい!ウインナーのかざりぎりBOOK (アスペクトムック)
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というライヴ3公演を含む怒涛の1週間が終わりました。いや日程的にはそんなに怒涛でもないけど小さいライヴハウスの熱気たるや尋常ではない*1。へろへろだけど久々にバンギャバンギャできて充実感がすごいです。フィーンという耳鳴りも筋肉痛(主に右腕)も愛しい。これがなくなっていくとしょんぼりしてまたライヴに行きたいスパイラルに陥ることを私は知っている。しかし次回は2週間後です。しょんぼり。
今日のlynch.はさいたま公演でスパークした故に急遽行くことにしたというパルスっぷり。pulse_っぷり。ゆえにチケットもすでに販売終了していたため当日券狙いでお昼の高速バスに乗るはずだったのですが、ちょうど出発しようとした頃に「チケット余ってますよ!」というメールが。嬉しくて一気に脱力して鈍行でのんびり行きました。片道2時間くらい。
〜レポは3公演分まとめて書き留めたいので今日のところは割愛〜
せっかくのプチ遠征なので、終演後に駅構内でお土産を物色。焼きまんじゅうに水沢うどん、むぎぶた…麦豚?餃子などなどおいしそうなものがたくさん!
ぐるぐる悩んでこちらを買いました。伊香保グリーン牧場さんのハンバーガーバンズ。かわいい!早速明日の朝ごはんにいただきます。日曜日の朝食作りは毎週末のたのしみ。
先週日曜の動物園から引き続き、ライヴもいっぱい行けたし、お仕事も進んだし、よい1週間でした。〆!
*1:この1週間で3kg減。サウナもびっくり。
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動物園の記事と前後しちゃうけど土曜日は仕事のプラスアルファ的なものをこなしに外苑前へ。銀杏並木を見る以外の目的で訪れるのは初めて。
- ジャンル:イタリアン
- 住所: 港区北青山2-7-18 山崎ビル 1F
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- (写真提供:kaguya0205)
- Sign 外苑前をぐるなびで見る | 外苑前・青山一丁目のダイニングバーをぐるなびで見る
オムライスはとろとろ。窓が大きくて日差しのよく入る開放的なカフェでした。午前中はこういう明るいお店がよいな。
帰りはかねてから行きたかった香咲(かさ)に寄り道。
- ジャンル:カフェ
- 住所: 渋谷区神宮前3-41-1
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- (写真提供:こすめ)
こじんまりーとしていて薄暗い、カフェというより老舗喫茶店の趣き。カウンターの隅っこには大きなストウブ鍋が。おお。
これが食べたかったのです。キャンブリックというお洒落な名前のついた、蜂蜜入りのアイスミルクティーと一緒に。しっとりふわふわ、はみ出し部分はカリカリでおいしかったー!蜂蜜と生クリームを合わせても、こってりしすぎない上品な甘さ。ローズマリー柄のお皿もかわいい。
次回はぜひぜひストウブで作ったお料理もいただいてみたいな。メニューに夏野菜のカレーがあったのでそれかしら。