skr09052008-04-22

大学に入った頃の目標は、年間200冊は本を読むこと。
高校の英語の先生がそれはそれは素敵な、吟遊詩人のような方で、
崇拝に近い憧れの念をもって一部生徒(私含む)から慕われていたのですが、
その先生曰く「大学生の頃は年に250冊は読みましたね」。
感化されやすい10代女子だった私、やや低めに目標を定め、*1
200冊読むぞー!と意気軒昂に大学に入ったまでは良かったものの、
結局年間200冊読んだのは漫画でした、というありがちな話。


そんなこんなで無駄ァ!に漫画まみれの数年間でした。
いや無駄じゃないな漫画さいこう。
(どれ位読んだか調べたくて一時期ブクログにまとめてたのですが、
登録件数が1200冊を超えた時点で頓挫しました*2


でも今年度は講義の関係で読むべき本も沢山あるし、
読んでみたいな!と思う本もいい具合に頭の中に積み重なってきたので、
毎日電車に乗る2時間半ほど+お昼休みを読書の時間にしています。
活字離れしていた間に長文への耐性が薄れてしまったため、
慣らすべくまずは字数の少ないものから…ということで、
先日は図書館で画集をメインに借り、今回も柔らかめに


とんぼの本 写真の歴史入門 第1部「誕生」新たな視覚のはじまり

とんぼの本 写真の歴史入門 第1部「誕生」新たな視覚のはじまり

サン・サーンスとフォーレ―往復書簡集 1862‐1920

サン・サーンスとフォーレ―往復書簡集 1862‐1920


本から離れていた間に触れていた、カメラや楽器と絡めつつ。
ゆるめの本から次第次第に、かちっとした本に近付いていこうと思います。
こういう…何だろう、グラデーションのような過程を考えるのすごくすき。


教授が薦めて下さった本もメモ代わりに。今年中に辿り着くぞーレントリッキア!


安吾のいる風景・敗荷落日 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

安吾のいる風景・敗荷落日 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

ベンヤミン・コレクション〈2〉エッセイの思想 (ちくま学芸文庫)

ベンヤミン・コレクション〈2〉エッセイの思想 (ちくま学芸文庫)

現代批評理論―22の基本概念

現代批評理論―22の基本概念


以上漫画喫茶からお送りしました。漫喫並の規模で小説喫茶が出来たらいいのになー。

*1:先生と同じ位の量を読むなんて恐れ多い!という、よくわからないミーハー精神に乗っ取っていた覚えがあります

*2:これ冷静に考えたら年間200冊どころじゃない